今回のブログですが、少し変わったテーマを取り上げてみます。
ズバリ、相手のココロをグッとつかむ「謝罪」の方法です。
(そんなのあるのか!? (笑) )
★ 謝罪のことば ★
「ごめんなさい」「すいません」
これら、謝罪の場面で使う中国語は
「対不起 dui(4) bu(4) qi(3)」が一般的ですね。
参考書や辞書にはそう書いてあります。
確かに、みなさんに浸透しているのは、
「対不起」で間違いありません。
でも、対不起には、ものすごいデメリットがあるなぁと
気付いてしまいました。
それは、
対不起は、どっちかと言うと、
(1)罪が重いor深刻な状態にある。
(2)見ず知らずのヒトに謝る時。
そんなときに投げかける言葉で
意味的には、「対不起」は「すいませんでした」「申し訳ありません」と
少し丁寧な言いまわしになってしまうんです。
それなら、仲の良い友達同士の間や、
何度か商談などで顔を合わせている中国人との間、
または、チョットしたつまらないミスの時には
使いにくい言葉ですね。
それなら、どのような言葉が適切だろうか?
もう少し、フレンドリーな言い回しがあるといいですね。
あるんですよっ!(笑)
(またこの展開か。)
★ 許してくれやすい謝罪のことば ★
謝らなきゃいけない時、
フレンドリーな言い回しとしては、
「不好意思 bu(4) hao(3) yi(4) si」というのがあります。
不好意思は、どっちかと言うと
「ごめん」「ごめんなー」「わりー、わりー」
こんなラフな意味なんですよね。
わたしが思うに、あんまり丁寧すぎた「謝罪」よりも、
少し、軟らかくすることで、
相手も許してくれやすくなるんじゃないかと思います。(笑)
申し訳ございません!
申し訳ございません!!
申し訳ございません!!!
このように3度深刻に言われるよりも、
わりーな。
わりーな、わりー。
わりーなー。許してちょん。
こう言われた方が、
何だか、面白おかしくて、
相手もこちらのミスを忘れてくれるんではないかと思います(笑)
まあ、それはあくまでミスのレベル次第ですが。
例えば、友達の部屋でジュースをこぼして、
申し訳ございません!
申し訳ございません!!
申し訳ございません!!!
というのは、謝罪された方も恐縮しちゃうでしょう。
(逆に面白いかもしれませんが 笑)
そこは、
わりーな。
わりーな、わりー。
わりーなー。許してちょん。
であって、
謝罪のレベルや相手に応じて、
「不好意思」と「対不起」を使い分けるのが良いと思います。
実は、この「不好意思」。
なぜか、あまり辞書や参考書に載ってないんですよね。
載っていても、別の意味になっていることが多い。
「エキサイト翻訳」では「きまりが悪い」という意味です。
わたしのもっている辞書では「恥ずかしい」「きまりが悪い」などと、
解釈されました。
なぜか、あまり認知されていないんですよね。
この機会にぜひ覚えてみてください。
それと最後におまけ。
「対不起」以上に、深刻なケースでは
「請原諒 qing(3) yuan(2) liang(4)」を使います。
こちらは、かなり大げさでよっぽど相手を怒らせたり、
迷惑をかけた場合に使います。
「どうぞ許してください」「許してくださいませ」
という意味です。
できれば使いたくない謝罪の言葉なので、
そんな機会がないことを願って、
ぜひ忘れてください(笑)
コメント (6)
モンリーさんこんにちわっ^^*
中国語の勉強の合間に、こうやって中国語のお勉強を教えてくれるブログを回るのが最高の息抜きとなってます^^
モンリーさんのブログは面白いし、役に立つことがいっぱいなので、今読み返しているところでした♪
「不好意思」はあたしも参考書とおり、きまりが悪いっと思っていました!
そんな使い方があったんですねぇ!!
参考になりましたっ^^
投稿者: mau | 2006年06月16日 11:49
日時: 2006年06月16日 11:49
またまたコメントありがとうございまーーす。約に立つだなんて、とっても嬉しいです。
(^^)
ごめんなさいというと、参考書に出てくるのは「対不起」。でも、かたすぎるんですよね。親しい仲では、「不好意思」。 参考書って、標準語なんでしょうが、あまり使われていない言葉が多かったりします。言葉は、時代とともに変わっていきますからね。日本でも、今となっては「チョベリバ」なんて死語ですから。(笑)
投稿者: モンリー | 2006年06月17日 17:58
日時: 2006年06月17日 17:58
モンリーさん
こんにちは、
謝罪の言葉、中国では大切ですね。
私は、毎日、おびただしい数の
「ごめんなさい」を、いっています。
投稿者: 国際結婚 中国 社長日記 | 2006年07月23日 17:52
日時: 2006年07月23日 17:52
吉岡さん、こんばんは。
「ごめんなさい」は、良くも悪くもスピーディーにトラブルを解決できる手段として最適だと思います。わたしは、本当に非があるときは、心底謝りますが、非がない場合でも、「ごめんなさい」でできるだけ早く解決を狙います。
使い分けることが大切ですね。忙しい吉岡さんは感覚的に、トラブルはできるだけ早く解決して、別のことに時間を使おう!そう思っているんじゃないですかね。それがごめんなさいを多用する理由かも。
投稿者: モンリー | 2006年07月24日 00:02
日時: 2006年07月24日 00:02
そうですね。
私の広州在住生活で、日常的に対不起は聞いた事ありません。一度日本料理屋で食事をしたとき、新人の女の子が料理を間違えて持ってきて『対不起!』を使いましたが、一緒に食事をしていた政府の人間が、『違う!不好意思だ!』と中国語を指導していました。中国人は謝ることは自分の非を認める事だと、素直に謝る人は少ないです。ましてや『対不起!』はホンとに重大な間違いを犯したときに限られるみたいで、未だにその一回だけで聞いたことありません。日本人はその点謝りすぎの所があるので、少なめに!そして、『不好意思』が適当だと思いますよ縲怐I広東省だけかもしれませんが…。
投稿者: 広州 | 2007年01月14日 23:10
日時: 2007年01月14日 23:10
>広州さん
私も同感です。
確かに、中国の人は全然謝りませんよね?
それは非常識に見えるかもしれますが、逆に我々日本人が謝りすぎるのかもしれませんけどね。
日本人は世界の非常識ともいいますので。
いずれにしろ、「不好意思」は、覚えておいた方が良いフレーズです。^^;
投稿者: モンリー | 2007年01月28日 22:44
日時: 2007年01月28日 22:44