« 2007年01月 | メイン | 2007年03月 »

2007年02月 アーカイブ

2007年02月13日

中国語講座:お友達のことを何と呼ぶ?

さぁ、イキナリですが質問です。
「あなたは、中国人のお友達のことをどのように呼びますか?」

 (A):呼び捨て
 (B):さん付けする
 (C):Mr.を付ける

実は、名前の呼び方1つで、
中国人のココロをつかめるかが、大きく変わるんですよね。

 
この質問は、あなたが中国人のココロをつかめるかどうかの
テストだと思ってください。

例えば、
【(A)を選んだあなた】

「やぁ、王!」 (私のリアル友達、王さんを例にしました)
 みたいな感じでしょうか。
 呼び捨てだと、何だか、ちょっと冷たい感じがしますね。^^;

【(B)を選んだあなた】

「やぁ、王さん!」
 うん、日本人に馴染みやすい「さん」なら、
 呼ばれた方としても良い関係に思えますよね。

【(C)を選んだあなた】
 
「やぁ、Mr.王!」みたいな感じでしょうか。
 って、そもそも、こんな呼び方する人いないですよね。(笑)
 なぜ、中国人に対してわざわざ「Mr.」なんでしょうか。
 欧米かよ! と、突っ込みたくなりますね。(笑)

さあ、一通り解説しましたが、
正解を述べましょうか。

正解は・・・

 ↓

 ↓

 ↓

 ↓

「ありません!(笑)」 

実は、どれもNGなんですよね。
答えは、、(D)です。
あれ? そんな選択肢なかったのに・・・。
ズルイですね。(笑)

実は、私がオススメするのは、
名前の前に「小」を付けるというやり方です。

例えば、王さんには、「やぁ、小王!」でしょうか。

実は、中国語を勉強してる人なら知ってると思いますけど、
「小」は、仲の良い中国人同士で使う呼び方なんですよね。
 
ポイントは「仲の良い中国人同士」です。もちろん初対面では使いません。
でも、逆に、私は初対面の時しか使いません。(笑)
初対面が終わると、「(A)」の「呼び捨て」に変わります。

使用する順序が完全に正反対ですけど、
私は、この方法で、中国人のココロをつかむことができると
自信を持って言えます!

それでは、なぜ、私は、仲良くなった後にしか使わない「小」を
初対面で使うのでしょうか。解説しましょう。

そのポイントはですね、初対面の特性を上手に
利用したものです!

初対面とは、お互いに、距離をとりつつ、相手の様子をうかがっている
ものですよね。
特に、私は人見知りが激しいので、初対面はもの凄く警戒心が強いん
ですよ。(笑)

「この人は、どんな人なんだろうか? 過去にどんなことを経験したのだろうか?
 これから、仲良くなれるのだろうか?」

色々考えれば、考えるほど、不安になりますよね。不安になれば、
なるほど、人間は、無意識のうちに距離を取ろうとする作用が働くんですよ。

そんな時に、、、
「やぁ、小王!」

こう、話しかけると、それを聞いた相手は、
「あれ? 私達って、初対面だよね?
 初対面なのに、どうして、小王なんだろ。」と不思議がるんですよ。

でも、何度も、何度も、
「小王」と言い続けてると・・・

「わぁ、この人は、本当に親しげに話しかけてくるなぁ。
 過去に出会った人にはいないタイプだね・・・。
 日本人は、みんなこんなタイプの人が多いのかな?
 何だか、仲良く出来そうな感じだよ。」

と、少しずつではありますが、
警戒心の壁が無意識のうちになくなってきちゃうんですよね。

さらに、これは、我々、日本人だから出来る特権だと思います。
なぜなら彼らの日本人に対するイメージは、厳しい、スケベ(笑)、
腹が立つ 等、
良いイメージを持ってる人が少ないんですよね。

無意識のうちに、その距離の壁が、ものすごく厚くなっているんですよ。
(中国人の友達と話しててそう感じました)

そんな、悪いイメージを持っている人が多いのだから、
逆に、初対面で「実は良い奴なんだ」とイメージのギャップを
与えてしまえば、チャンス到来だと思っています。

だからこそ、初対面はフレンドリーに、親しげに名前を呼ぶことから
始めることが、とっても重要なんですよ。

名前の呼び方から入り、相手の悪いイメージを一度でもぶっ壊してしまえば、
仲良くなるのは簡単です。

日本人は、人間関係を地道に作っていきますが、
この方法は、一気に相手の懐に入り込む戦法です。

まるで、泥棒みたいですね。(笑)
まあ、泥棒だろうが、相手のココロをつかむ泥棒なので、
良いことをしてるんじゃないですかね?(笑)
 
という事で、名前を呼ぶときには、初対面では「小」をつけましょう。
仲良くなってきたら「小」を外しましょう。

あ、そうそう、
なぜ、「小」を外すか、解説してなかったですね。

それは、中国人同士でもあまり「小」を使わなくなってきてるんですよ。(笑)
だから、私も恥ずかしくて「小」を外しちゃいます。(笑)
「小」は、あくまでも初対面で仲良くなるために戦略的に使うだけですね。

あと、注意点を書いておきます。
間違っても、自分よりも年上の人達に「小」を付けるのはやめましょう。

実は、「小」は年下、もしくは同年齢の人達に
親しげに使う名前の呼び方なんです。

年上の人に使うと・・・馬鹿にしてると思われちゃいます。(笑)
それでは、年上の人達は、どう呼べば良い?

あと、恋人のココロをつかむ名前の呼び方は?
それは次回お伝えしましょうかね。

それでは、最後に冗談を書いて終わりにしますね。

私は仲良くなるとありえない、名前の呼び方を使います。
例えば、やぁ、王 大王! [ da(4) wang(2) ]とか。(笑)

これは、どういう意味かと言うと、
まさにそのまま、王だいおう!です。(笑)

明らかに馬鹿にしてますよね。
でも、仲の良い友達なら、向こうも冗談で返してきますよ!
そんな冗談を言えるような関係を築きたいですよね。

一歩踏み込んだ、コミュニケーションを。
ぜひ、トライしてみてください。

中国語関係のブログはここでチェック↓
banner2.gif

2007年02月24日

え? 2007年はイノシシ年じゃないの?

新年快楽! (あけましておめでとう)

・・・ え?

そのあいさつ、1月1日に言うべきでは!?

実は中国では、昔の暦を併用している関係で、2月18日からが
正月なんですよね。

ですので、中国人のお友達に会ったときには、失礼のないように
「新年快楽![xin(1) nian(2) kuai(4) le」としっかり言いましょう。

さて、今年はイノシシ年ですよね。
漢字で書くと「猪」です。

でも、中国人のお友達に、日本語で「イノシシ年だよね」と言うと、
「違うよ、ブタだよ」と言われてしまいました。(苦笑)

面白いことに「猪 [zhu(1)]」という字を、中国語辞典で引いてみると、
なんと!「ブタ」という意味が出てくるんですよ。

猪と書いて、「ブタ」です。逆に「イノシシ」はというと、
「野猪 [ye(3) zhu(1)]」と書くんですよね。面白いですね。(笑)

ちなみに、韓国、ベトナムでも今年はブタ年というみたいです。
イノシシ年というのは、東アジア近郊では日本だけみたいですね。

中国、韓国、ベトナムは、「ブタ年」で、
それに対して日本はなぜ「イノシシ」になのでしょうか。
やっぱり、ブタのイメージがあまり良くないから?
ブーブー鳴くし、少し太ったイメージがありますよね。(笑)
(個人的には、かわいくて好きなんですけど・・・ )

逆に、中国ではものすごい良いイメージなんですよね。

一般的に、ブタ年の人は、幸運な人、縁起がいい、将来、お金に困ること
はない、と、非常にありがたがられるんです。

特に、今年2007年は60年に一度の「金猪年」と呼ばれる年で、
この年に生まれた子供は「金猪宝宝」と呼ばれて、
「幸福・長寿・富貴」の運命を持ち、更に縁起がいいとのことなので、
非常に重宝されると思います。

そうなると、今年、子供を生むぞ縲怩ニいう人が増えそうですね。
あまり考えずに、電撃入籍&出産という人も増えるかもしれないですね。
甘い誘惑だけには注意しましょうね。(笑)

という事で、今年は「猪年」と書いて「ブタ年」と呼びます。
中国で、ブタのお土産が増えるかもしれませんが、それはブタ年だから
という意味なんですよ。覚えておいてくださいね。

中国語関係のブログはここでチェック↓
banner2.gif

関連ページ
 中国旧正月の様子縲恫ャ園編縲鰀

About 2007年02月

2007年02月にブログ「10秒でココロをつかむ中国語講座」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2007年01月です。

次のアーカイブは2007年03月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35